アマチュア無線の資格を取りたいと思っても、
「講習会と国家試験はどちらがいいの?」
「4級と3級は何が違うの?」
「結局いくらかかるの?」
と迷う方は多いと思います。
この記事では、第4級・第3級アマチュア無線技士の取得方法、費用、取得までの流れを初心者向けにまとめました。
まず結論
先に結論を言うと、費用を抑えたいなら国家試験、早く取りたいなら講習会がおすすめです。国家試験のCBT受験料は第4級が5,100円、第3級が5,400円で、講習会料金はJARD・QCQの案内でも4級が概ね26,250円前後、3級短縮コースが15,250円または16,350円です。免許申請は2025年10月から電子申請も始まり、申請手数料は書面2,050円・電子1,750円です。
アマチュア無線技士の資格を取る方法は、大きく分けて講習会と国家試験の2つです。
- 安く取りたい人:独学+国家試験
- 初心者で確実に取りたい人:講習会
- 初めて取るなら:第4級
- 4級を持っていてステップアップしたい人:第3級
日本無線協会のCBT試験案内では、第3級・第4級アマチュア無線技士が対象資格として明記されています。JARDとQCQの講習会案内では、4級はこれから資格を取る人向け、3級短縮コースは4級保有者向けとして案内されています。
4級と3級の違い
第4級アマチュア無線技士がおすすめな人
- 初めてアマチュア無線の資格を取る人
- まずは入門用として資格を取りたい人
- できるだけ早く始めたい人
第3級アマチュア無線技士がおすすめな人
- すでに4級を持っている人
- もう少しステップアップしたい人
- 将来的に上位資格も視野に入れている人
JARDでは第4級標準コースを「これから始める方」、第3級短縮コースを「すでに第四級の資格をお持ちの方」と案内しています。QCQも第3級短縮コースの受講条件を「第四級アマチュア無線技士免許を有している方」としています。
アマチュア無線技士の資格取得までの流れ
アマチュア無線技士の資格取得までの流れは、講習会ルートと国家試験ルートで少し違います。
ただし、基本的な流れは同じで、申込 → 学習 → 試験 → 免許申請 → 免許証受領です。
Step1 申し込みをする
まずは、講習会を受けるか、国家試験を受けるかを決めます。
- 講習会の場合
JARDやQCQなどの講習会日程を確認して申し込みます。 - 国家試験の場合
日本無線協会のCBT試験ページから申し込みます。
日本無線協会では、CBT方式の試験申請はインターネットから行うと案内しています。QCQやJARDも講習会の申込み方法や日程を公式サイトで案内しています。
Step2 勉強または講習を受ける
- 講習会の場合
決められた日程で講習を受けます。4級講習は2日間、3級短縮コースは1日です。 - 国家試験の場合
市販のテキストや問題集を使って独学します。
JARDの集合講習案内では、第4級標準コースは2日間、第3級短縮コースは1日間です。QCQも4級標準コースは2日間、3級短縮コースは1日と案内しています。
Step3 修了試験または国家試験を受ける
- 講習会の場合
最後に修了試験があります。 - 国家試験の場合
CBT方式の国家試験を受けます。
日本無線協会のCBT試験案内では、第3級・第4級の試験申請や受験料、会場選択の流れが案内されています。
Step4 合格後に無線従事者免許を申請する
試験や講習会に合格したら、次に無線従事者免許証の交付申請を行います。
2025年10月1日から無線従事者免許の電子申請が開始され、申請手数料は書面申請2,050円、電子申請1,750円です。講習会では、この申請手数料を受講料に含めている団体もあります。QCQは受講料金の内訳として申請手数料2,050円を明記しており、JARDも講習料金に申請手数料を含むと案内しています。
Step5 免許証を受け取る
申請が受理されると、無線従事者免許証が交付されます。
これで「資格取得」は完了です。
費用の目安
独学+国家試験で取る場合
独学+国家試験は、費用を抑えたい人向けです。
受験料は日本無線協会のCBT試験案内で、第4級5,100円、第3級5,400円とされています。免許申請手数料は書面2,050円、電子1,750円です。教材費を2,000~3,000円程度と見込むと、総額はおおむね次のくらいになります。
| 取得方法 | 費用の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 独学+国家試験(4級) | 約8,000〜10,000円 | 教材費+受験料5,100円+電子申請1,750円または書面2,050円 |
| 独学+国家試験(3級) | 約9,000〜10,000円 | 教材費+受験料5,400円+電子申請1,750円または書面2,050円 |
第4級アマチュア無線技士の講習会費用
講習会は、初心者が短期間で取りたい場合に向いている方法です。
JARDの4級標準コースは一般26,250円、18歳以下14,150円です。QCQの4級標準コースは一般26,250円、20歳未満17,450円で、免許申請手数料2,050円込みと明記されています。
| 団体 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| JARD | 26,250円 | 18歳以下は14,150円 |
| QCQ企画 | 26,250円 | 20歳未満は17,450円 |
講習会が向いている人
- 初めて資格を取る人
- 独学が不安な人
- 手続きをできるだけ簡単にしたい人
第3級アマチュア無線技士の講習会費用
第3級講習会は、すでに4級を持っている人向けです。
JARDの第3級短縮コースは15,250円、QCQの第3級短縮コースは16,350円です。いずれも申請手数料込みです。
| 団体 | 料金 | 備考 |
|---|---|---|
| JARD | 15,250円 | 第4級保有者向け |
| QCQ企画 | 16,350円 | 第4級保有者向け |
どの方法を選べばよい?
国家試験がおすすめな人
- 少しでも安く取りたい
- 自分で勉強を進められる
- 試験の方が気楽に感じる
講習会がおすすめな人
- できるだけ短期間で取りたい
- 先生の説明を聞きながら学びたい
- 申し込みから申請までスムーズに進めたい
講習会料金は国家試験より高めですが、短期間で進めやすく、申請までの負担を減らしやすいのが利点です。一方で、国家試験は受験料と教材費で済むため、全体の費用を抑えやすい方法です。
よくある質問
Q. 初めてなら4級と3級のどちらがおすすめですか?
初めてなら、まずは第4級がおすすめです。
JARD・QCQともに、4級はこれから資格を取る方向け、3級短縮コースは4級保有者向けと案内しています。
Q. 資格を取ればすぐに送信できますか?
いいえ。
資格取得後は、必要に応じて無線局の開設申請を行い、コールサインを取得してから実際の運用に進みます。元記事でも、資格取得の後に無線機購入や無線局の開設申請へ進む流れが説明されています。
Q. 申請は紙と電子のどちらがいいですか?
2025年10月から電子申請が始まり、電子申請の方が手数料が安いです。
書面申請は2,050円、電子申請は1,750円です。
まとめ
アマチュア無線技士の資格取得方法は、講習会と国家試験の2つです。
- 安く取りたいなら国家試験
- 初心者で安心して進めたいなら講習会
- 初めてなら第4級
- 4級を持っているなら第3級短縮コース
まずは、自分が費用重視なのか、取りやすさ重視なのかを考えて、合った方法を選ぶのがおすすめです。料金や申請手数料は2025年10月以降に改定されているため、申し込み前に必ず最新の公式案内を確認してください。
